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書評

【書評】『日米 謀略の裏面史』春名幹男(文春新書)

 元共同通信記者で、名古屋大学大学院教授などを歴任した春名氏の新刊本。米国政府の公文書を渉猟し、歴史の真相を暴く第一人者である。社会標準の範囲内で、日米関係史の真相をぎりぎりまで提示している。

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 同書は21の章から成る。第1章から第4章までは、日本国民が経験した最も厳しい時代、すなわち「ハル・ノート」から原爆投下までをつづる。第5章以降は、1853年のペリー来航から、2020年に始まる新型コロナ「禍」までを取り上げている。

 春名氏の本の特徴は、本人が公文書をはじめとした資料や直接の証言で確認した内容に基づいて事の運びを推論していること。この姿勢は同書でも貫かれれており、うわさや社会通念をうのみにしていない。言葉運びが慎重で、物足りないくらいだ。そこが、彼の著作の信頼性を高めている理由だろう。

 知らなかった史実が幾つかあった。まず、1921年の「ワシントン海軍軍縮条約」の会議で日本側の通信が傍受されていたこと。太平洋戦争で日本軍の通信が筒抜けになっていたことは有名だが、米国は電信を傍受する諜報(ちょうほう)活動(SIGINT)組織「ブラック・チェンバー(黒い部屋)」を第1次大戦中に立ち上げていた。

 「ワシントン海軍軍縮条約」の会議では参加国の英国、日本、フランス、イタリアの各首都とワシントンの間の外交通信を傍受したという。最重視していたのは、日露戦争で勝利し世界第3位の海軍国になっていた日本海軍の動き。日本側の腹づもりを見抜いた米国は最後まで妥協せず、主要艦艇の比率10対6を受け入れさせることに成功した。

 石橋湛山は首相就任からわずか2カ月で病気のため辞任した。「ラッキーなら石橋は長続きしない」とハワード・パーソンズ米国務省北東アジア部長が発言していた外交文書は、これまでの春名氏の著書に紹介されている。

 今回の本では、石橋がGHQの政策に楯突いたため、民政局(GS)次長のチャールズ・ケーディスらに意図的に追放された事実を増田弘・立正大学名誉教授が指摘していることを紹介。石橋政権が国際司法裁判所判事の選挙で米国が推す台湾の大使を支持せずに独自候補を立てたり、バンドン会議に強い関心を寄せた動きに関して、米国務省が日本の「自立の兆候」とみたことを挙げている。

 次は、米軍基地提供による「双務性」についてだ。新安保条約締結に向けた1958年、マッカーサー二世大使は「日本をパートナーとして、米国が日本の軍事・兵站(へいたん)施設を使用し続けるならば、(有事の際に)自衛隊が米国に来援することは必須ではない」と断言していた。

 春名氏はこの事実を挙げ、「マッカーサー二世大使が、日本側が米軍基地を提供することで、両国の『双務性』を満たす、と提案してその問題を解決した。この史実を日本側はしっかり認識すべきだ」と強調している。安倍晋三元首相も「日本は米国を防衛する義務を負わない(いわゆる片務性)」構造であるとの認識を度々明らかにしていたが、2014年に解釈改憲を閣議決定した。外圧に屈して、史実をねじ曲げたことになる。

 最も新鮮だったのは、「ハガチー・モルモット説」が本当だったこと。国会周辺で安保闘争が激化する1960年、ジェームズ・ハガチー米大統領新聞秘書(現在の大統領報道官)が来日した。大使らと乗用車で空港を出ようとして、デモ隊に囲まれ、約1時間にわたって立ち往生する事件が起きた。なぜ、初めからヘリコプターに乗らず、白バイの先導も付けなかったのか?

 マッカーサー二世大使が国務省に送った電報を春名氏は引用する。「左翼連中が力と暴力に訴えれば、日米双方ともその状況を知ることができる」。デモ隊は、わなにかけられたのだった。大学でこの「武勇」が語り継がれているのを聞き不信感を抱いてきた私は、快哉を叫んだ。

 再確認したことは、たくさんある。日系二世が太平洋戦争の前線に投入されたことは知られているが、特に情報工作に利用された。米陸軍情報部(MIS)は、両親の祖国日本と敵対する米国への忠誠を誓って志願した者を積極的に利用。戦場に残された日本軍の文書計200万件を解読させたり、約1万4000人の日本人捕虜を尋問させた。トルーマン大統領は「彼らは我々の人的秘密兵器だ」と形容している。

 巣鴨釈放トリオである岸信介・笹川良一・児玉誉士夫が戦後米国のために働いてきたことは知られているが、笹川が米国の情報提供者だったことを春名氏は米国立公文書館で入手したCIC(GHQ傘下の防諜部隊)文書で確認したことを明かしている。

 1949年に起きた下山事件など三大鉄道事件について、OSS(CIAの前身)工作員で統合特殊工作委員会(JSOB)元幹部が春名氏に「やったかもしれない」と語ったことが紹介されている。下山事件については、キャノン機関の日系二世が自分らがやったことを認めていた(『そこにCIAがいる』松本政喜)。

 白洲次郎は、GHQ内の民間情報局(CIS)の「情報協力者」だった。日本のメディアがちやほやする理由が察しられる。

 吉田茂は「米国側との交渉の場と日本人相手の議論では、全く性格が変わる人物だった」。米国政府要人との会談では議論を避けて好人物を演じる一方、国内の政敵に対しては毒とトゲのある罵詈(ばり)雑言を浴びせた。それだけではない。マッカーサーの指令を受け警察予備隊(自衛隊の前身)を創設したくせに、回想録には「この再軍備論に対して私は正面から反対した」と書いている。鳩山一郎と共にGHQの公職追放者リストに載りながら、自身はポール・ラッシュ中佐を懐柔してもみ消したとみられる一方、鳩山氏は撤回されながら職権で発表を遅らせた。

 CIAが1950〜60年代に自民党に数百万ドルの資金援助をしていたことは1994年に『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。資金の窓口について春名氏は、当時CIA東京支局のナンバー3だった幹部に会い、岸信介に渡していたことを突き止めた。

 CIAが旧民社党の結党を働きかけたことは、2006年に報じられている。春名氏は、その基となる方針を国家安全保障会議(NSC)文書に見つけた。NSC6008/1号文書には、「労働組合のリーダーシップを穏健分子に移行させ、左翼社会主義分子の影響力を弱める方向に展開するよう奨励するため、適切な措置をとる」と記されている。

 尖閣諸島をめぐる問題を米国がつくったことは知られている。1971年、沖縄返還協定調印の際に「確実に出る質問」として米国側が作成した文書を春名氏は入手。次のようにつづられていた。「尖閣諸島の施政権の日本への返還によって、台湾の主権主張は損なわれない、と米国は信じる」。この声明は今も生きている。春名氏は、「主権を主張する『台湾の権利』が消滅しないわけだから、台湾を自国の一部とする中国も、日本の『実効支配』を打破すれば、尖閣諸島の主権を奪取できると考えているわけである。こうした事態を招いた責任は米国にある」と批判する。

 読んでいてことごとく腹が立ったのは、日本側の属国根性だ。「失われた35年」の元凶は1985年のプラザ合意だが、ニューヨークに呼び付けられた竹下登蔵相はプラザ会議で「円安のままでは私は首相になれない」と発言して、他の参加国から驚かれたという。帰途の機中で竹下は、共に呼び付けられた澄田智・日銀総裁に「徹底的にやろう」と話し掛けている。米国に従った結果、日本は取り返しのつかない損害を被ったが、画策者のベーカー米財務長官は特に感謝などしていない。そればかりか、次のブッシュ政権で国務長官に就任すると、「湾岸戦争」で日本が金融支援にとどめたことを批判した。

 1980年代に入ると、半導体は日本企業が世界の売り上げ上位を独占した。米国は、日本の半導体市場の海外メーカーへの開放や日本企業によるダンピング防止を盛り込んだ日米半導体協定を結ばせる。その際、密約がされており、松永信雄・駐米日本大使の署名入り文書には、外国製半導体の20%以上の国内シェアが約束されていた。しかし、日本製半導体のシェアが縮小しなかったため、レーガン政権は日本製パソコン、カラーテレビ、電子工具に対して100%の関税率を一方的に課すと発表した。この制裁に対し、日本政府は「関税貿易一般協定(GATT、現・WTO)」違反として提訴しようとしたが、断念。あえて問題化させなかった。そのため、91年には第2次協定を結ばされる。日本の半導体産業は競争力を失い、今日に至る。

 極め付きは、米軍普天間飛行場の返還に外務省が反対していたこと。大田昌秀・沖縄県知事の要請を受けた橋本龍太郎首相は、クリントン大統領と首脳会談を持つため訪米。機内で、折田正樹・北米局長から代替基地が必要になる旨を説かれ、普天間の名前は「触れない方がいいです」と助言される。しかし、クリントン政権は普天間返還の方針を決めていた。橋本氏が私案を日経にリークすると米海兵隊が反対し始める。普天間の問題は「返還」から「移設」にすり替えられ、まさに米国に好都合な結果になった。

 冒頭で、春名氏の著書は本人が公文書や直接の証言で確認した内容に基づいていると述べた。ただし、公文書や証言が虚偽の場合もある。「大統領日報(PDB)」から、春名氏は2001年の「911同時多発テロ」を「アルカイダ」を率いるウサマ・ビンラディンがやったと思っている。そのため、「ジョージ・W・ブッシュ米大統領(子)が行った報復攻撃の死者の方が、テロ犠牲者数よりもはるかに多かった」と的外れな見解をつづる。両者は国際カルトに牛耳られた米国政府の犠牲者として、比較すべきではなく、合算すべき数字である。

 そのくせ、フセインが処刑された後、「イラク国内で大量破壊兵器は全く発見されず、テロ組織の存在も確認できなかった」と米国の対応を批判している。「大量破壊兵器はなかった」との見解については、日本政府が鈴木宗男氏らの質問主意書に対し「事実でない」と否定し、ユーチューブでもコミュニティガイドラインに触れるとして削除される。せめて、そこら辺で抗議してほしいものだ。

 「新型コロナウイルス」の武漢研究所漏えい説を受け入れている。これは米国立衛生研究所(NIH)経由で、民間非営利団体「エコヘルス・アライアンス」を通じ米厚生省から助成金が数百万ドル流れていることや、「エコヘルス」のピーター・ダスザク博士の資格停止処分を論拠にしたもの。しかし、大橋眞・徳島大学名誉教授が指摘しているように、2019年末に中国・武漢で発生したとされる「新型コロナウイルス感染症」の病原体と「SARS-CoV-2」が同じである証拠はどこにもない。

 150年にわたる日米関係史を扱う「表の世界」の本の中で、同書がその限界まで真相を提示してくれていることは確かだ。米国に対し、宣伝通りに憧れたり、盲目的に従っている自称「保守」の人には読んでもらいたい1冊である。


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『あしたのジョー』――本物求める気違いへの賛歌

 『あしたのジョー』を初めてきちんと見た。矢吹丈(ジョー)が特別少年院を出る場面のショート動画を友人が送ってくれたのがきっかけだった。退院するジョーと院生たちが柵越しに泥を投げ付け合う、乱暴な愛の表現を描いている。私はもっと見たくなり、アニメ版全七十九話を四晩かけて鑑賞。最後は目が充血し、興奮して顔も真っ赤になっていた。

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『あしたのジョー』連載50周年記念サイトより

 半世紀以上に及ぶ冷酷な歴史のふるいに残ってきた名作を今さら評じるのははばかれる。ただ、ここでは同作品を事実上初めて見た私の素朴な受け止めを吐露してみたい。

 まず、作家だから当然かもしれないが、いろいろなことをよく知っている。一つは、ボクシングについてである。技術的なこともそうだが、日本ボクシング協会とジムとの関係も。まるで選手と会長の両方を経験したかのような、現実味ある描写がちりばめられている。

 二つ目は、大衆の生態についてだ。欲深いくせに、努力嫌い。嫉妬と権威主義が同居した生きざまを泪橋(なみだばし)周辺の下町住民に投影させている。

 三つ目は、社会の仕組みについてである。慈善事業に積極的な上流階級と、その日暮らしの下町住民の態度を対比させて描く。マスコミ記者とボクシング関係者とのやり取りも現実感がある。ずうずうしく抜け目ない新聞記者の立ち居振る舞いを、どうして知っているのかと驚く場面もあった。

 魅力的な人間を登場させている。同作品内でのその条件は、本物であることだ。ジョーはもとより、丹下段平会長や力石・カーロスの両選手がこれに該当する。丹下氏のジョーに対する厳しい態度が、彼のこだわりの強さを物語る。この四人に共通するのは、周りの評価など無関係に、自分の価値をひたすら追求する姿勢だ。

 「狂人とは、理性が足りない人ではなく、理性しかない人だ」とチェスタトンは言った。四人はいずれも、世間から「狂人」と見なされる人種である。

 私にとって『あしたのジョー』は同時代の作品だが、当時は敬遠していた。もともと暴力が嫌いな上、内気で愚鈍な私には話が難しく、面白さを感じられなかった。洋画を見る際は、日本語字幕に追い付けない人間だ。ボクシングの簡単な用語やルールも、登場人物の会話の意味も分からない。学校の休み時間、「クロスカウンター」などとまねをして得意になっている級友を冷ややかに見ていた。耳鼻科に行くと表紙の破けたような漫画雑誌が置いてあったが、私には『釣りキチ三平』以外、読む気が起きなかった。

 しかし、自分の家族を含め、周りはその魅力に気付いていたようだ。毎夏に使ったビニールプール兼ボートは、『あしたのジョー』のキャラクターが描かれていた。誰の仕業か、電話機の上の状差しにジョーのシールが貼られていた気がする。小学二年生の夏、級友が遊びに来た。母親が作ったレモンスカッシュを飲むと、「ダウン」と言って大げさに倒れ込み、母親も「そう、ダウンね」と言って笑っていた。野蛮だと思った。

 当時はボクシングブームだったのかもしれない。しかし、私は大学院に入ってボクシングを始めるまで、ジョーはもとより、殴り合う競技の価値が理解できなかった。

 同作品を一言で形容すれば、「本物を求める気違いへの賛歌」ということになる。気違いじみた行動を幾つか挙げれば、まずは力石の命を削る減量だ。ストーブにやかんを載せた部屋で猛練習を続け、水も飲まず一日トマト一個の食事。骸骨のような体で試合に臨み、リングで果てた。

 ジョーは丹下会長と共に、身を削ってクロスカウンターの練習を重ねた。丹下ジムは協会から排除されていたが、有力選手にけんかを吹っかけて倒し、メディアに報じさせることで加盟を実現する。

 圧巻は最終回。世界第八位の「無冠の帝王」カーロスと終了のゴングを無視して殴り合いを続け、互いに力尽きた。

 この作品に登場する四人の勇者は、お金も名誉も度外視している。作者がその魅力を読者に訴えるために書いたことは、『あしたのジョー2』の途中で財閥令嬢の白木葉子がジョーに告白したことに裏付けられる。

 丹下段平は、高い理想を胸に秘めるが故、社会に適応できない。飲んだくれ、悶々(もんもん)とした日々を生きている。本物の文章を追求する私は、自分を丹下氏に重ねた。報酬が得られないと知りながら、価値あると信じる記事だけを世に問うているつもりだ。

 全話を見終えた私は、世間からは落後者と見なされながらも、「これでいいんだ」と背中を押された気持ちになった。


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【書評】『臨床現場からみた新型コロナの虚と実』青柳貞一郎(論創社)

 臨床医としてコロナ狂想曲の現場を経験した医師が、一連の「感染症対策」の批判的検証を行った新刊本である。勤務する基幹病院で死亡診断書をカルテやCT検査結果と突き合わせ、内外論文を渉猟した上での疑問を提示している。

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 著者の青柳氏は、防衛医大を出て自衛隊の医務官として勤務。退官後は東京医科大学茨城医療センター教授などとして、医療現場の第一線に立ってきた。「温暖化とコロナに流されない市民の会」世話人代表も務めておられる関係で、私も親しくさせていただく機会に恵まれた。

 同書は、科学的知識と臨床現場での経験から政府のコロナ対策を検証している。私のように新型コロナウイルスの存在証明がないとか、マスクは無効だとか、コロナワクチンは有害無益という立場ではない。それでも、幾つかの点で重要な誤りを指摘している。

 例えば、新型コロナ感染症の2類(相当)指定が医療崩壊に近い状態を生じさせたと告発する。

 「患者の入院病棟を専用病棟として一般病棟と分ける必要が生じて、病床数に余裕がない急性期病院でコロナ病床は空いているのに、一般病床が満床で救急患者を受け入れられないといった『医療崩壊』に近い状況が生じました。軽症の患者でも『コロナ』の診断が付くと社会からの隔離を強制され、専用のホテルなどで過ごさなければならない異常事態になったことは記憶に新しい事です」(p.28)

 オミクロン株以降では、「コロナ死亡」と記されても誤嚥性(ごえんせい)肺炎や気管支肺炎、心不全によるうっ血の所見があっても、特徴的な肺臓炎所見で亡くなる患者はめったに見なくなったという。そこで青柳氏は、2021年の第4波が終了した時点で、5類に移行させるのが最適な判断だったと指摘する。

 政府統計と海外の一級の論文を基に、新型コロナワクチンの有効性を検証する。「結論的には新型コロナウイルスワクチンの複数回投与は『感染予防』にも『重症化予防』にも効果がないという事です」(p.74)

 青柳氏自身は同ワクチン接種は1回で十分と考え、「実験台になるつもりで」受けた。しかし、すでに感染した職員のワクチンをどうするかが問題になる。「免疫学の常識からは既に感染して免疫があるから不要のはずで、医師達の間でもその結論だったのですが、政府と大学の方針として既感染者も接種することになり本人が拒否しない限り接種ということになりました」と告白している。

 ワクチン接種後、急速にがんが進行する「ターボがん」の機序を説明した後、臨床医としての体験を披歴。担当する泌尿器科では、大腸がんの膀胱(ぼうこう)局所浸潤の患者は1〜2年に1人くらいだったが、22年以降増え、一時は毎週のように経験したという。重複がんも数年に1例程度だったものが、この時期になると半年で3〜4例経験する。

 がん免疫を弱める可能性が高いことを知りながら、遺伝子ワクチンを勧める立場にいた葛藤が明かされている。

 「早期がんで既に治療後の患者には『体調が良ければワクチン投与自体は可能です。』と問い合わせには答えていましたが、自分を頼って治療に来ている進行がんの患者には『がんと闘っている限られた免疫機能をワクチンによる抗体産生に使わないでほしい。』という言い方で説得してワクチン接種を控えてもらいました」(p.151)

 終章では、哲学者カール・ポパーの『探求の論理』を引用し、「真の科学は反証可能性が確保されて初めて真実に到達する極めて厳しい世界です」と強調。後に出て来る異論・反論を反映させてこそ、科学は信頼性が担保されるものだと説く。

 「『遺伝子ワクチン』に対する疑問や意見を封じてしまう事はその時点からそれは『サイエンス』ではなく『強制的政策』や『宗教的信念』と何ら変わらない事であり、異論を封じる目的で情報統制を行う事は人類への害、犯罪以外の何物でもないのです」(p.153)

 権力者が民衆を従わせる手法として、古代は「自然の力の脅威」を使い、中世は「宗教」を使った。近代になると「民族意識・国家への忠誠」あるいは「経済理論(革命思想)」を振りかざし、21世紀は「科学の権威」を利用していると分析。次のようにくぎを刺す。

 「だから科学的真実ではないが、『科学的』とされる『地球温暖化』や『パンデミック対策』『遺伝子ワクチン』といった政策で民衆を従わせようとし、しかも『まともな科学的反論』を『誤・偽情報』として取り締まる必要があるのです。科学・医学は『支配の道具』であってはいけません」

 臨床医の手で書かれたコロナ批評本としては、私の知る限り最善のものである。ぜひ、手に取っていただきたい。


■参考サイト



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メディア廃棄宣言
高橋 清隆
ヒカルランド
2024-10-03

【書評】『日本経済の終宴―絶頂株価後の最強投資戦略―』植草一秀(ビジネス社)

 No.1エコノミスト植草一秀氏が8月上旬に上梓した新刊本。同氏が月2回発行する会員制『金利・為替・株価特報』の年次版に当たる。冒頭で、「本書は日本と世界の政治・経済・金融情勢を丸わかりするための包括的な解説書であると同時に、資金運用で確実に利益を確保したいと考える国民投資家のための指南書」(p.2)とうたう。

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 日経平均株価は2012年11月から上昇し続け、26年6月には7万円台を突破した。だが、植草氏は「日本株価の割安が、ようやく解消したまで」(p.3)と達観する。今後、日本の株価は高値圏内でボックス相場を形成する可能性が高くなるとした上で、「絶頂株価を通過した後でこそ、真の情報力、真の洞察力が問われる」(p.232)と指摘。同書が一層重要な価値を持つ局面に差し掛かったと言える。

 構成は次の通り。

第1章 高市持(こうしじ)率工作
第2章 デタラメノミクス
第3章 黄昏(たそがれ)の米国
第4章 絶頂株価のゆくえ
第5章 絶頂後の最強投資戦略

 同書の特徴は、非常に分かりやすく書かれていることだ。株式投資や金融論に立ち入ったことがない人でも、短時間に通読できる作りになっている。投資目的の方は、第5章を読めるだけでも、買う価値が余りある。税込み1870円とは、超安い買い物だ。

 激しく同意したのは、第1章の「メディアコントロール」と題された節。メディア絶賛による高い支持率が“創作”された代表事例を3つ挙げている。すなわち、小泉純一郎内閣(2001年4月〜)と第2次安倍晋三内閣(12年12月〜)、高市早苗内閣(25年10月〜)である。

 「3つの政権に“共通するのは、『米国の命令に従う』=“対米隷属”です」(p.41)と指摘。逆に「米国に対して“モノを言う”総理大臣はことごとく“潰(つぶ)されて”きた」として、石橋湛山や田中角栄、細川護熙(もりひろ)、鳩山由紀夫といった首相を列挙している。

 このあたりは24年10月刊行の拙著『メディア廃棄宣言』の第4章にも詳述している。メディアの報じる正邪はほぼ真逆と思っていれば間違いない。

 高市首相が掲げる「責任ある積極財政」について、冷静な分析をしている。高市内閣は25年度、補正予算を含めれば5.0兆円赤字を拡大させた。歳出−税収が前年度の47.8兆円から52.8兆円に増えた。年平均10兆円の緊縮財政が5兆円の積極財政に転換されたことを評価する。

 しかし、転換の方法が間違っていたと指弾する。「歳出拡大の中心は、高市内閣が危機管理投資や成長投資と表現する支出と防衛力の強化が占めて、広く国民の手に行き渡る物価高騰対策は極めて限定的でした」(p.61~)。それら財政支出は、自民党と深くつながる諸産業への補助金で占有される。

 では、どうすればよかったのか? ずばり、消費税を10%から5%に引き下げることと明言する。過去5年間に国の税収は23.4%上振れしている。消費税を5%に引き下げた場合の国の税収減は11.7兆円。約12兆円も残る。「歳出を再膨張させるのではなく、減税を実行することが『積極財政』に転換する“正しい方法”だった」(p.63)と指摘する。

 読み進むにつれ気付かされることばかりだが、ここでは注目すべき箇所を3つ挙げる。

 まず、選挙制度に関し、比例代表制のみにした場合、2月の衆院選で試算すれば、自民党の議席が171に減る一方、共産党は20、社民6、れいわ14、減税・ゆうこく連合は7議席に伸びたと分析する。

 実際の獲得議席は共産4、れいわ1、減・ゆ1にとどまった。れいわの「1」は、自民党が獲得できるはずだった票が、名簿が足りないために割り振られたもの。この試算結果を踏まえ、「全議席を比例代表選挙で選出することを検討するべき」(p.72)と主張する。

 ただし、比例代表制については問題点も指摘されている。すなわち、�〕�権者が議員にさせたくない人物が議員になってしまう�∩�挙が広域になり、お金がかかりすぎる――というもの。�,賄衂爾鮴�党名でなく、候補者名で行う、�△魯ぅ鵐拭璽優奪箸覆評霾鹹命�技術の進歩による解決を提案している。

 2つ目の注目箇所は、日本の労働者1人当たり実質賃金は約30年間で2割も減少しているとの指摘。実質GDP(国内総生産)は09年9月以降の旧民主党政権時代平均がプラス1.6%、さらに第2次安倍政権以降は0.9%とおよそ半減している。悪手の一つは、消費税の5%から10%に倍増させたことである。

 3つ目は、自国経済を破壊する円安誘導策。円高は物価高騰により生活苦を助長している。植草氏によれば、為替レート変動をもたらす主因は、�〃仂鐚�支の不均衡��金利差��政策スタンス――である。近年は��金利差が最大の要因に躍り出ているという。

 日本は24年7月に植田和男日銀総裁が短期金利の引き上げに着手するまで、ゼロ金利政策を続けた。一方、米国は22年にインフレが広がると、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がFFレート(米国の短期金利)を1年強の短期間に5.5%水準にまで引き上げた。「この内外実質短期金利差が、ドル高と日本円暴落をもたらす原動力になった」(p.111)と指摘する。

 金利差を利用して「円キャリートレード」が全盛となるからだ。日本円で資金を調達し、それをドルに転換して米国短期金利で運用すれば、巨大な利ざやを確保できる。20年からの大規模な量的金融緩和政策の持続が、円の下落をけん引していった。

 日本円の暴落は明らかに、日本経済の危機を招いている。円の価値が往時のから半減した今、日本のあらゆる不動産、企業、水資源なども半値で買える状況にある。

 「筆者は、外国資本による日本乗っ取りのチャンスを提供するために日本円暴落を意図的に誘導してきた疑いが強いと考えます。つまり、日本の政策運営が日本国民の利益でなく、外国資本の利益のために行われている疑いがあるということです」(p.114~)

 腹立たしい暴露も3つ挙げておく。最も腹が立ったのは、日銀の利上げに反対していた高市首相と片山さつき財相が5月になると一転、容認を示した背景だ。ベッセント米財務長官が金利引き上げを誘導する言動を示したからだ。

 外国資本は日本円暴落の局面で日本資産を大量取得した。この外国資本流入もあり、日本株などの資産価格が暴騰して巨大な「含み益」が発生している。それでも飽き足らない連中は、今度は為替レートを円高に誘導し、円高が進んだ段階で日本資産を売却して巨大な利益を実現する「出口戦略」を考えているというのだ。

 「ベッセント財務長官はソロスファンドの責任者を歴任した米国資本中枢の人物です」(p.116)

 「日本政府は国益などは考えず、単に米国の命令に隷従しているだけなのでしょう」(p.116)

 これを読んで私は、片山財相が7月末に一転して米国と協調介入に踏み切ったと表明したことを連想した。直近すぎて同書には言及されていないが、これは160兆円にも膨らんだ政府保有の米国債を売らないようにするための姑息(こそく)な作戦ではあるまいか。

 2つ目の腹立たしい暴露は、日本政府の金地金はNY連銀の管理下に置かれているとの話だ。米ドル国債に代えて金地金で保有していたら、巨大な利益が生まれているはず。植草氏は「これもすでに“みかじめ料”に分類されているのだと思われます」(p.121)と両断する。

 3つ目の腹立ち暴露は、03年5月のりそな銀行救済の台本はある米ヘッジファンドの責任者が書いていたこと。当時金融担当相の竹中平蔵氏が「大銀行といえども破綻させないとは言えない」と発言しながら突如、救済を発表する。預金保険法の抜け穴をくぐり抜ける“曲芸”級の政策が実行された。

 この過程で巨大なインサイダー取引が行われた可能性が濃厚で、情報を知るものは濡れ手に粟(あわ)の巨大利益を獲得できたと考えられる。その陰で、公認会計士の平田聡氏や朝日新聞の鈴木啓一記者らが命を落とした。

 台本を米ヘッジファンドの責任者が書いたとの暴露は、『紙の爆弾』9月号の拙稿「植草一秀インタビュー『冤罪(えんざい)の真実』中編 小泉竹中経済政策と3つの冤罪の闇」でも紹介されている。

 最後に投資術について。「投資の良好なパフォーマンスを確保するには、優れた投資戦術を用いることと、的確な大局観を保持することが必要不可欠です」(p.220)とくぎを刺す。

 なぜ株式投資をするのか? 植草氏は、分配の「歪(ひず)み」を解消するためだと言う。

 「一般市民が株式投資を行う第1の意味は、この搾取されている“汗の結晶”である分配の喪失分の一部を“取り返す”ことにある」(p.226)と吐露する。だから、恥ずべきことでも、罪悪感を抱くことでもないと説く。

 本書を手に「完全自己責任の自己完結的な知的ゲーム」(p.228)を楽しんではどうか。


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日本経済の終宴 [ 植草一秀 ]
日本経済の終宴 [ 植草一秀 ]

【書評】『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』植草一秀(ビジネス社)

 旧大蔵省に勤務経験のある植草氏が、政治経済学者の視点から財務省の真の姿を告発した新刊書。にわかに「財務省前デモ」が関心を集める中、過去40年にわたる同省の悪行と欺瞞(ぎまん)が白日の下にさらされている。


 私の目に留まった欺瞞を幾つか挙げてみる。

 消費税が所得税と法人税の穴埋めに使われていることは知られるようになった。正確には35年間に消費税で509兆円税収を得たのに、605兆円も減税している。「つまり、一般庶民から500兆円をむしり取り、そこに100兆円足して600兆円の減税を富裕層と大企業に施していた」。そして、掛け声と裏腹に、「消費税の税収は、1円たりとも財政再建や社会保障の拡充には使われてこなかった」のが実態である。

 国会審議を通じて注目を集めるのが当初予算だが、政策支出に当たる部分は年間約23兆円。一方、補正予算はこの4年間で合計154兆円も計上されている。1年平均39兆円で、財源は全額国債の発行で賄われている。2025年度の予算審議で野党が高額療養費制度の「改悪」をやめるべきだと主張すると、テレビ朝日の大越健介氏が「制度改変凍結を唱えるのであれば財源を明示せよ」と批判した。この「改悪」による社会保険料負担軽減効果は60億円程度にすぎないのに、154兆円分の国債発行はどのメディアも問題にしない。

 植草氏はこれを家計に例え、「毎月の家族全員の衣食住を賄うために月23万円でやりくりしているのに、配偶者は連日連夜飲み食いに明け暮れ、ギャンブルにうつつを抜かし、月39万円も放蕩三昧(ほうとうざんまい)している姿。家族が病に倒れても病院に行くことを許しません」とやゆしている。

 「103万円の壁」を打ち出した国民民主党は躍進を続けるが、国内総生産(GDP)は年々拡大するので、「壁」を多少引き上げても財務省は痛くもかゆくもない。しかし、消費税率を10%から5%に引き下げることは、同省にとって認めがたい施策だという。

 7月の参院選で各党が食料品などの税率引き下げ案を提示したが、「どの品目を軽減税率の8%に適用するかを巡って利権の駆け引きが活発化します。複数税率制度は財務省の利権を増大させるのに最高の施策です」と看破する。

 そもそもこの4年間に国全体で18兆円の税収増があったから、消費税を5%に戻すのはたやすいと主張する。

 一方、「106万円の壁」は「106万円の沼」と呼ぶべきだと訴える。6月に成立した改正年金制度関連法では、週20時間以上働けば社会保険料負担が発生し、手取りが減る。「政府は『パート労働者が社会保険に加入しやすくなる制度改正』と表現しますが、〈損になる話〉を〈得になる話〉のように説明するのは極めて悪質」と指弾する。

 12年に第2次安倍政権が発足すると、日銀総裁に据えられたのが、財務省出身の黒田東彦(はるひこ)氏だ。アベノミクス「第2の矢」として、大規模金融緩和策が採られた。その結果、日本円は暴落の一途をたどり、外国人にとっては日本の“売り尽くしバーゲンセール”になっている。各地の優良リゾート施設や水資源を抱える不動産、東京の超高額なタワーマンションも外国人の手に次々と渡っている。

 「経済安全保障問題が議論されていると言いますが、日本円暴落の“放置”が問題視されたことを聞いたことがありません。日本全体が海外資本に乗っ取られることが促進されている」

 「失われた10年」という語句を作ったのは植草氏だが、1990年にバブルが崩壊してから35年がたつ。崩壊後の経済縮小には、BIS(国際決済銀行)規制が大きな原因となった。巨額の株式を保有する日本の金融機関に対しては、保有する株式の含み益の一定比率が自己資本に組み込まれることとされた。1980年代の株価暴騰局面では銀行融資が制約を受けることがなかったが、90年代を迎え資産価格が暴落に転じると、金融機関の自己資本が一気に縮小し、金融機関は融資残高の圧縮に動かざる得ない状況に追い込まれた。

 「やがて到来するであろう日本の資産価格下落の局面で、日本の金融機関および金融市場、ひいては経済全体に重大な衝撃を与えることがあらかじめ想定されていたのではないか」と推論する。

 国際金融資本の総本山のたくらみは実に悪らつだ。亀井静香元金融相がいた頃の国民新党が選挙チラシに「BIS脱退」と書いていたのを見て、胸がスカッとしたのを思い出した。

 “大蔵省三原則”なるものを紹介する。すなわち、「場当たり、隠ぺい、先送り」である。植草氏は1992年時点で「不良債権問題処理のために公的資金投入も必要になる」との見解を日経新聞の「経済教室」に寄稿していた。日本住宅金融株式会社の母体行である旧三和銀行が当時、大蔵省に対して破綻処理=法的整理を含む措置を提案したが、先送りされたという。

 植草氏が旧大蔵省にいた頃、新たな外郭団体FARE(Foundation for Advanced Information and Research、フェア)が創設された。活動は、海外の政治・経済学者を日本に招聘(しょうへい)することと、2カ月に1回、海外視察旅行で豪遊すること。「これ以上“アンフェア”な組織はない」と皮肉る。

 これを読んで私は、国際カルトが得意な黒冗談(ブラックジョーク)を思い出した。例えば、MAD(mutual assured destruction、マッド・相互確証破壊)は全面的な核戦争を惹起しかねない狂気の理論であることや、コロナ茶番で国際保健機関(WHO)が打ち出したのがPHEIC(Public Health Emergency of International Concern、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態・フェイク)であることなど。

 日本人らしからぬ発想だと首をかしげていると、後ろのページに次の記述があった。

 「FAREという研究情報基金が海外とのネットワークを構築する過程で日本を支配する権力の所在地を確認した側面も否定しきれません。その海外視察の過程で一部の随行員が日本を支配する外国勢力のエージェントに転化したとの疑いも否定しきれないのです」

 やはり、財務省を牛耳るのも、国際カルトということになるのか。

 財務省支配の在り方を変えるのは、政治しかない。企業献金を廃止するために政党交付金制度を導入したが、政党幹部に権力が集中するという弊害が起きている。なるほど、無所属以外の議員は全員、議場の押しボタンロボットと化している。今参院でも顕著になったように、公認をもらうにも党の方針を丸のみしなければならないのが実情だ。

 「この弊害をなくすために政党交付金ではなく、“議員交付金”に制度を改正すべきと思っています」

 「財務省・金融庁グループ」に対しては、4分割を提唱する。他に、天下りの全面禁止や国家一種試験の廃止、財務事務官を「財務事務員」にするなどの名称変更、「廃県置藩」による地方分権策も。その上で、消費税は廃止に向けまず5%に引き下げることを喫緊の課題に挙げる。

 同書を故森永卓郎著『ザイム真理教』(三五館シンシャ)に続く救世済民の書として世に広めたい。


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反ジャーナリスト。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。ローカル新聞記者、公益法人職員などを経て、2005年から現職。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。  著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』(Amazonオンデマンド)。翻訳にデーヴィッド・アイク『答え』第1巻[コロナ詐欺編](ヒカルランド)。           

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